住宅街をのんびりと走っていると忽然と現れる高い壁。
町の生活風景にあまりに溶け込んでいて、また高過ぎて、それが防波堤だということをなんだか忘れてしまうような、存在感があるようなないような不思議な壁。
しかしその壁を上がってみると、広がっているのは生活臭ぷんぷんの船だまり。
こんなとこに船を置けたらいいな〜
とうっとりしていたら、小学生たちに後ろ指を指される。
「あの人、壁の上に登ってるよ」
ここは住宅街のど真ん中。
防波堤に見知らぬ男がうっとりした顔で立っているのだから、布団たたき中の奥さんもそりゃ怪しげにこちらを眺めるわけです。
良い子のみんなは登るのは2、3回にしときましょう。
しかし、この地区の防波堤沿いにはたくさんの祠があり、海との根強い関係が感じられとても魅力的。
だいたい殺風景になりがちな防波堤も、階段には向いの住人が置いた寄植えのプランターがうじゃうじゃと並び、その前に設置された物干し竿では真っ白なステテコが揺れている。
町と海が近いのは素敵です。
■つづいて天保山運河の別の地区
こちらはちゃんと桟橋に鍵付きの扉もあって管理されている模様。
ただ漁船や作業船に混じってプレジャーボートも係留されているのが素敵だ。
マッチョマッチョ、釣り釣りした船ではなく文化系ボートを目指している私にとってはとても羨ましい雰囲気です。
秘密基地があるのはこんな場所じゃなくちゃ。
ウェイクボードの練習もしてました。自由。
■尻無川へ戻って、甚兵衛渡し
大正区側に渡りたかったので初めての渡し船。
大阪には8つも渡し船があるそうで、途中であったおじさんも渡し船めぐりをされていた。
15分おきに1便。無料。
ぼくが先頭で一列に並んで乗り込む。緊張。
みんな自転車。
ほんとうに「生活の足」。素晴らしい。
■途中、「船町」。
名前だけでしびれるぜ。
骸骨的フォルムがかっこいい。
■また渡し船(木津川渡船)
こちらは人気がほとんどない。
しかし立派な移動扉付きの船。
昭和49年製。僕よりも一回り年上だ。
■平林のフローティングハウス
そしてこちらが今日のメインディッシュ。
”フローティングハウス”
参考:水辺のそばで仕事して http://team-mizube.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_ecef.html
こちらによれば民間団体が管理する貴重な水域として、社会実験中とのこと。
フローティングハウスは思った以上にちゃんとした家で驚きました。デザインもかっこいいし。
アムステルダムのIjburg地区で見た、現代版ハウスボートにかなり近い。
できれば近くまで行きたかったけれど鍵がかかっていて入れず。
定期的にミニコンサートも開催されているとのことでそのような機会を待つことにします。
かつでは貯木場だったという水面には今も古びた丸太が浮かんでいます。
哀愁があります。
大阪の係留地は色々な顔があって楽しいです。
はやく船を買おう。
ちなみにお伝えするまでもないですが、家に帰ると風邪は悪化していました。
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